伝説的NBA選手、FTX関連訴訟で約2.6億円の和解金支払いへ | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

• シャキール・オニール（Shaquille O’Neal）は、破綻した暗号資産（仮想通貨）取引所FTXを利用していた投資家らによる集団訴訟において180万ドル（約2.6億円、1ドル＝144円換算）での和解に同意した。
• この金額は、同氏がFTXのCM出演料として受け取ったとされる75万ドル（約1億円）より約100万ドル（約1億4400万円）高いものだ。
• 本訴訟は、2019年5月から2022年末までに入金のあったFTXユーザーを代表して提訴された。

NBAの伝説的選手であるシャキール・オニール氏が、破綻した暗号資産（仮想通貨）取引所FTXを利用していた投資家らによる集団訴訟において180万ドル（約2.6億円、1ドル＝144円換算）での和解に同意したと複数のメディアで報じられた。

投資家たちの訴えは、オニール氏がFTXの広告に出演することで詐欺を働いたというものだ。今回の和解金額は、オニール氏がFTXのCM出演料として受け取ったとされる75万ドル（約1億円）より約100万ドル（約1億4400万円）高いものとなった。

オニール氏は、トム・ブレイディ（Tom Brady）氏やラリー・デヴィッド（Larry David）氏など、2022年末の破綻前に同取引所の宣伝に関係して提訴された有名人の1人として名を連ねていた。

オニール氏は、広告に出演する俳優として雇われたに過ぎないと主張しており、同取引所の破綻後も「ただのCMのスポークスマン」だったと述べている。

和解が認められれば、オニール氏はこの訴訟に関する今後のすべての請求を免れることになる。CNBCの報道によると、同氏はFTXの破産財団に補償を求めることはできず、不正行為を認める必要もないという。

今回の訴訟は、FTXが破綻する前の2019年5月から2022年末までに入金したFTXユーザーを代表して提起されたものである。

FTXの創設者サム・バンクマン＝フリード（Sam Bankman-Fried）氏は、顧客および投資家を欺いた科で懲役25年の判決を受けた。なお、この刑期は4年以上短縮される可能性がある。