パキスタンのビットコインへの大胆な取り組みにマイケル・セイラー氏が助言 | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

• マイケル・セイラー氏は、パキスタンのムハンマド・アウラングゼーブ財務大臣およびビラル・ビン・サキブ国務大臣と会談し、パキスタンの国家準備金および長期的な金融戦略におけるビットコインの役割について協議した。
• パキスタンは、機関投資家の誘致と、デジタル経済における新興市場向けの規制基準の設定を目指している。

パキスタンは、ビットコイン（BTC）の支持者であるストラテジー（Strategy）のエグゼクティブ・チェアマン、マイケル・セイラー（Michael Saylor）氏を招聘し、暗号資産（仮想通貨）を経済ロードマップに統合する上で重要な一歩を踏み出した。

財務大臣のムハンマド・アウラングゼーブ（Muhammad Aurangzeb）氏と暗号資産・ブロックチェーン担当国務大臣のビラル・ビン・サキブ（Bilal Bin Saqib）氏との三者による会談では、パキスタンの通貨のレジリエンスとデジタルの未来を強化するため、ビットコインを国家レベルの資産として位置付けることが議論の焦点となった。

ストラテジーを最大のビットコイン保有企業へと押し上げたことで知られるセイラー氏は、パキスタンのイノベーションへの開放性を称賛した。同社のビットコイン保有量は約58万2000BTC（約620億ドル、約8兆9900億円相当）に達し、2020年以降、この戦略によって時価総額を12億ドル（約1740億円）から105億ドル（約1兆5225億円）へと拡大することに成功している。

アウラングゼーブ大臣は、パキスタンがグローバル・サウスにおける暗号資産採用のリーダーとなる野心を表明し、規制とインクルージョンとイノベーションへのコミットメントを強調した。ビラル・ビン・サキブ氏は、セイラー氏の驚くべき軌跡に言及し、パキスタンにはそのような変革的な成功を国家規模で再現する人材と決意があると述べた。

セイラー氏は、パキスタンの積極的なアプローチを称賛し、ビットコインを「長期的な国家のレジリエンスのための最も強力な資産」と表現した。さらに、パキスタンのような国々は、暗号資産を早期に採用することで、金融分野で飛躍的な発展を遂げるまたとないチャンスを有していると付け加えた。

今回の会談は、パキスタンが包括的な暗号資産フレームワークを構築し、新興のWeb3経済において世界の機関投資家の注目を集めるための重要な一歩となる。

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